インタビュー #キャリアアップ支援

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0から生み出す喜び

エス・エス・ディー株式会社

横山 泰香さん

30代、正社員

どんなお仕事をしていますか?

私は父が経営している会社で、システムエンジニアとして働いています。お客様(ユーザー側)の組織に入って、日常業務をデジタルトランスフォーメーション化(以下、DX化)したり、昔DX化したシステムを今の仕組みや業務に合わせて、新しく作り変えたりすることを、お手伝いしています。
今の会社に入って、15年程になりますが、入った当初は、私もいちプログラマーとして、プログラムを作っていました。
5年程前に、プログラマーから業務を考えるシステムエンジニアになり、一歩進んだ立場で業務に携わるようになりました。そういう意味では、技術職としてのキャリアアップができているかなと思います。

これまでのキャリアヒストリーを教えてください。

以前、いちプログラマーとして入った案件の中で、私に目をかけてくださった方(システムエンジニア)がいました。その方は、お客様の中に入って同じように仕事をしている別の会社の方なのですが、「もっと上のレベルを目指せるね」、「技術を持っているね」と言ってくださって、新しい仕事を割り振っていただきました。
「あなたは色々な視点を持っているから、もっと上のレベルの仕事ができるよ」と言われて、その方について、5年程修行をさせていただいている状況です。今のお客様のニーズに応えられるように業務をしながら、色々な仕事を経験させていただいています。
その方に出会ったタイミングと自分の仕事をレベルアップさせるタイミングが、ちょうど合っていたと思います。お客様がまだ要件や要望を出し切れていない段階から携わり、そこからコツコツとやっています。

以前されていたプログラマーと、今されているシステムエンジニアの仕事の違いは何ですか?また、大変なのはどんな時ですか?

以前プログラマーとして働いていた時は、決められた仕事を仕様に基づいて作り上げていくという感じでしたが、今のシステムエンジニアの仕事は、色々な要素があって、どれを選ぶのか、どれを捨てるのかなど、自分で判断しなければいけないことがとても増えました。課題を洗い出さないといけないところが、プログラマーと違うところです。
特に私の会社の人たちに、「こういうプログラムを作ってください」とお願いしなければいけない立場なのですが、会社側のキャパシティもありますし、一方でユーザー側の要望もあります。お客様側からすると、良いプログラムで良い業務をしたいという思いがありますよね。けれども、プログラマーからすると、「この期間でこの人数だったら、ここまでしかできません」という現状があります。自社側のキャパシティを超えたものをお願いしていまい、会社の人を疲弊させてしまったこともありました。いつもユーザー側とプログラマー側のせめぎあいの中に立っているので、その調整が難しいですね。

大変な中でもやりがいや喜びを感じる時はありますか?

私が以前携わっていた仕様通りに作るプログラマーの仕事からすると、システムを0から積み上げていくシステムエンジニアの仕事は、自分の思いの通りのシステムを作り上げられるという点で、とても楽しいです。試行錯誤しながらシステムについて考えるのは、とても楽しい。その考えが、実際にシステムとマッチすると、「やった!」と、嬉しいですね。自分が思った通りのシステムをユーザーに使っていただいて、満足していただくというのは、ウィンウィンな感じで、すごくやりがいを感じます。
ゆくゆくはレベルアップしたシステムづくりを色々やっていきたいと思っています。

昨年度(令和4年度)キャリアアップセミナーを受講してみて、実際に役立ったことはありますか?

私の業務に直結したのは、「チームコミュニケーションレベルアップ講座」です。
会議を進めるにあたって、どういう所に気を付けて進めていかないといけないかという内容でした。私の業務は、ユーザー側からヒアリングしたり、会議を企画したりという業務が多いので、その業務に対して、「チームコミュニケーションレベルアップ講座」は、有意義だったと感じました。
また、今のユーザーはSDGsへの取り組みを推進している会社です。「SDGsがもたらすビジネスの変革」の講座を受講後、その会社の記事を目にするようになって、講座の内容がより実感として分かるようになりました。

後輩女性にメッセージをお願いします。

新しいこと、環境が違うと仕事の仕方も違ってきます。
今、部下たちに助けられている部分が多いのですが、強いて言うのであれば、もう少し視野を広げ、色々な角度での視点を持ってほしいと思います。応援しています。

趣味・健康管理・ストレス解消法など

車で遠出することが好きです。1~2か月に1回は、ドライブして遠出しています。
買い物に福岡に行ったりだとか、家具を買い替えたりしたりして、気分転換しています。
また、最近体力が落ちたなと感じることがあります。仕事が忙しくなってくると、残業もありますが、体力的にきついなと思うことが増えてきたので、ちょっとダイエットの意味も込めて、運動をやっています。

(2023.10.13)
(令和4年度キャリアアップセミナー参加)