子どもたちの困りごとをみんなで解決
認定NPO法人にこり 創業者、はぐむのあかりクリニック プロデューサー
松丸実奈さん
2018年9月
認定NPO法人にこり▾
https://nicori.org/
はぐむのあかりクリニック▾
https://hagumu-akari.com/
認定NPO法人にこり▾
https://www.instagram.com/nicori_houkan.helper/
はぐむのあかりクリニック▾
https://www.instagram.com/hagumunoakari/
医療的ケアを含む小児福祉・子育て支援
![]()
どんな内容で起業されていますか?
起業のきっかけは、医療的ケアが必要なお子さんとそのご家族の在宅生活をサポートすることでした。現在は、小児専門の介護事業所、児童発達支援・放課後等デイサービス、産前産後ケアステーションなど子どもたちの困りごとをみんなで解決していこうという想いでさまざまな支援を続けています。
医療は子どもたちを支える一つの側面に過ぎません。医療が中心にならないように、生活を支えるにはどうすればいいか、どこと手を取り合えばいいか、ということを大切にしてきました。自分たちだけでなく、目の前の子どもたち、スタッフ、そしてチームの「三方よし」を目指して、常に確認しながら前に進んでいます。
起業してから一番苦労したことや失敗したこと、そしてそれをどう乗り越えたのか教えてください。
失敗談、たくさんあります(笑) 医療的ケアが必要なお子さんをテーマパークに連れていく、6000人規模のおまつりの開催など、これまでいろんなことに挑戦してきましたが、成功の裏には多くの失敗がありますし、心無い言葉を言われることも。それでも、機嫌よく過ごしていたら何とかなると思っています。機嫌がいい人には人が集まりますし、何かいいこともやってくるんじゃないのかなって。そこは大事にしています。
とても大変なお仕事だと思いますが、嫌になることはありますか?
大変なことも寝たら忘れちゃうタイプではあるのですが、例えば、小児がんで余命宣告をされていたお子さんを海水浴に連れて行くことが決まったとき、やっぱり怖さもあったんです。ですが、信頼している先生の後押しや、その子のお母さんが楽しみにしてくださっている言葉を聞いて、よし、やろう!と決めました。
命に関わる仕事なので、毎日「怖いな」「でもやろう」という繰り返しで進んできたなと感じます。そして仲間の存在は本当に大きいです。
![]()
家のこととお仕事の時間のやりくりはどうされていますか?
乾燥機付きの洗濯機に助けられています。
スタッフの雇用について、採用のタイミングや人数などについて教えてください。
採用については、仕組みを整えてスタッフにお任せしています。私が目指しているのは余裕をもった人員配置です。少し人が多いくらいのほうが何か新しいこと、おもしろいことをするときにいいのではないかという想いはずっとあります。
雇用形態など工夫されていることはありますか?
立ち上げた当初はパートのスタッフのほうが多かったのですが、だんだん身をぐっと置いて一緒に考えてくれる人が欲しくなり、現在は常勤のスタッフが増えています。
子育て世代は子どものことでお休みを取りたい方も多いので、勤務時間は週32時間・週40時間を選べるようにしていて。選択肢をスタッフ側に置くことは大事だと思っています。
![]()
ご自身にはどんな才能があると思いますか?
何か面白いことを見つけたとき、最初の一人だけだとまわりに興味を持ってもらったり巻き込んだりといったことが難しいと思うんです。面白そうだねって言ってくれる2人目が出てきてくれると、そこからは3人、4人とどんどん周りを巻き込んでいける。私はその2番目の人を見つけることができるところが才能だと思っています。
起業に向けて今日からできることはありますか?
生きてるって100%楽しいことだけということは絶対にないので、最初から完璧を目指さず、やれそうな気がするくらいのところから始めてみてください。やりながら失敗して、というふうに肩の力を抜いて進んでいくほうがいいと思います。
![]()
これから起業されるみなさんにメッセージをお願いします。
私の起業の目的は人を喜ばせたいという想いでした。例えば金銭的にピンチが訪れたとしても、誰かに喜んでもらえて一緒に笑っていられたらピンチも何とかなると思える。
命短くこの世を去る子どもたちと出会うことがありますが、今日という一日はその子たちが描いていた未来でもある。そう考えると、不機嫌に過ごすのはもったいないし今日生きていることを楽しむことが一番大事だと思っています。
ご自身の目的に向かって一日一日を楽しんでください。
![]()
【2025.10.6】
【令和7年度起業セミナーゲスト】